【結論】リワークと通院は「両立」ではなく「連携」させるもの
リワークプログラムに通いながら、主治医への通院も継続する——これは復職準備において欠かせない両輪です。しかし、「リワークの日と通院日が重なってしまう」「通院のたびにリワークを休むのが気になる」といった悩みを持つ方は少なくありません。
結論から言えば、リワークと通院は「どちらかを優先する」ものではなく、互いに連携させることで、回復の効果を最大化できる関係にあります。この記事では、具体的なスケジュール管理のコツと、主治医・リワーク支援機関との効果的な連携方法を解説します。
この記事はリワーク完全ガイドの関連記事です。リワークの全体像を知りたい方は、まずガイド記事をご覧ください。
リワークと通院の基本的なスケジュール
通院頻度の目安
リワークプログラム参加中の通院頻度は、回復段階によって異なります。
| 段階 | 通院頻度の目安 | 主な確認事項 |
| リワーク開始直後 | 2週間に1回 | 体調の変化、薬の調整、リワークへの適応状況 |
| 安定期 | 月1回 | 経過観察、薬の維持・減量検討 |
| 復職直前 | 2週間に1回 | 復職の可否判断、復職後の注意事項 |
週間スケジュールの組み方
リワークプログラム(通常週5日)と通院を両立させるための、具体的なスケジュール例をご紹介します。
パターン1:通院日にリワークを半日にする
最も一般的なパターンです。通院日は午前中にリワークに参加し、午後に通院する(またはその逆)。多くのリワーク支援機関では、通院のための早退・遅刻を認めています。
例:月〜金リワーク通所、水曜午後に通院 → 水曜は午前のみリワーク参加
パターン2:通院日をリワーク休所日に合わせる
リワークが週4日の場合、休所日に通院を入れる方法です。リワークの出席率を維持しやすいメリットがあります。
例:月・火・木・金リワーク通所、水曜に通院
パターン3:土曜診療を活用する
土曜日に診療を行っているクリニックであれば、平日はリワークに集中し、土曜に通院するという方法も可能です。
主治医との効果的な連携方法
通院時に伝えるべき5つのポイント
限られた診察時間を有効に使うために、通院前に以下の5点を整理しておきましょう。
リワークの出席状況:週何日通所できたか、遅刻・早退の有無
体調の変化:睡眠、食欲、気分の波、身体症状の変化
プログラムでの気づき:CBTで気づいた思考パターン、グループワークでの経験
薬の効果と副作用:効いている実感、眠気やだるさなどの副作用
困っていること:リワークで困難を感じていること、復職への不安
「通院メモ」を活用する
診察時間は通常5〜15分程度です。限られた時間で必要な情報を伝えるために、通院メモを事前に作成しておくことをお勧めします。
通院メモの例
【前回通院からの経過】
・リワーク出席:週5日中4日(水曜は体調不良で休み)
・睡眠:平均6.5時間、中途覚醒が週2回あり
・気分:全体的に安定、金曜に落ち込みあり
【気づき・変化】
・CBTで「べき思考」に気づけた
・グループワークで発言できるようになった
【相談したいこと】
・薬の眠気が午前中に残る → 服用時間の変更は可能か?
リワーク支援機関と主治医の情報共有
リワーク支援機関と主治医が連携することで、より効果的な支援が可能になります。COCOCARAでは、ご本人の同意のもと、以下の方法で主治医との情報共有を行っています。
| 連携方法 | 内容 | 頻度 |
| 報告書の送付 | 出席状況、プログラムの取り組み状況、スタッフの所見 | 月1回 |
| 電話連絡 | 体調の急変時、復職時期の相談 | 必要時 |
| カンファレンス | 復職判定前の総合的な情報共有 | 復職前 |
よくある悩みと対処法
「通院のためにリワークを休むのが気になる」
通院は治療の一環であり、リワークを休む正当な理由です。多くのリワーク支援機関では、通院による欠席は「治療のための休み」として扱い、出席率の評価に影響しません。気になる場合は、事前にスタッフに確認しておきましょう。
「主治医がリワークに詳しくない」
すべての主治医がリワークプログラムに詳しいわけではありません。その場合は、リワーク支援機関から主治医に報告書を送付してもらうことで、プログラムの内容と効果を理解してもらうことができます。
「薬の副作用でリワークに集中できない」
薬の副作用(眠気、だるさ、集中力の低下など)がリワークに影響している場合は、必ず主治医に相談してください。服用時間の変更、薬の種類の変更、用量の調整など、対処法はいくつかあります。自己判断で薬を減らしたり中断したりすることは絶対に避けてください。
まとめ:リワークと通院の「連携」が回復を加速させる
リワークプログラムと通院は、復職に向けた回復の両輪です。どちらか一方だけでは十分ではなく、両者が連携することで、より効果的な回復が期待できます。
スケジュール管理のコツは、「完璧にこなそう」とするのではなく、「無理なく続けられる」パターンを見つけることです。体調に波がある中で両立させるのは大変ですが、リワーク支援機関のスタッフに相談しながら、自分に合ったペースを見つけていきましょう。
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