【結論】「行きたくない」と感じることは、回復の途中にある自然な感情

リワークプログラムに通い始めて数週間。最初の緊張感が薄れた頃、ふと「今日は行きたくないな」と感じる日が訪れます。これは、リワークに通うほぼすべての方が経験する、極めて自然な感情です。

「行きたくない」と感じること自体は問題ではありません。大切なのは、その気持ちの背景にある原因を理解し、適切に対処することです。原因によっては「休んだ方がいい」場合もあれば、「行った方がいい」場合もあります。

この記事はリワーク完全ガイドの関連記事です。リワークの全体像を知りたい方は、まずガイド記事をご覧ください。

「行きたくない」5つの原因と対処法

原因1:体調の波による倦怠感

状況

朝起きた時に体が重い、だるさが抜けない。昨日は調子が良かったのに、今日は動けない。

対処法

うつ病や適応障害の回復期には、体調に波があるのが普通です。「行けるところまで行ってみる」というアプローチが有効です。「とりあえず着替えて家を出る」「事業所まで行って、午前中だけ参加する」——このように、ハードルを下げることで、結果的に参加できることが多いです。

判断基準:体温が37.5度以上ある、めまいがひどい、嘔吐があるなど、明らかな身体症状がある場合は無理せず休みましょう。「なんとなくだるい」程度であれば、行ってみることをお勧めします。

原因2:プログラム内容への不安・苦手意識

状況

「今日はグループワークの日だ。人前で話すのが苦手だから行きたくない」「発表がある日は特に憂鬱」

対処法

苦手なプログラムこそ、実は最も成長につながる機会です。ただし、無理に完璧にこなす必要はありません。「今日は聞いているだけでもOK」「一言だけ発言してみる」など、自分なりの小さな目標を設定しましょう。事前にスタッフに「今日は少し不安です」と伝えておくと、配慮してもらえます。

原因3:人間関係のストレス

状況

「特定の参加者との関係が気まずい」「グループの雰囲気に馴染めない」

対処法

リワークでの人間関係の悩みは、実は復職後の職場での人間関係を練習する絶好の機会です。ただし、一人で抱え込む必要はありません。スタッフに相談することで、グループの調整や個別のフォローを受けることができます。

原因4:「意味があるのか」という疑問

状況

「こんな簡単な作業をして、本当に復職できるのか」「もう十分回復したのに、まだ通う必要があるのか」

対処法

この疑問を持つこと自体は、回復が進んでいるサインでもあります。ただし、「もう大丈夫」と感じる時期こそ、再発リスクが高い時期でもあります。スタッフに率直に「今のプログラムの目的がわからない」と伝えてみましょう。プログラムの意図や、あなたの回復段階に合わせた説明を受けることで、モチベーションが回復することが多いです。

原因5:復職への恐怖・不安

状況

「リワークが進むと、いずれ復職しなければならない。それが怖い」「復職後にまた同じことになるのではないか」

対処法

復職への不安は、多くの方が感じるものです。この不安をリワークのプログラム(特にCBTやグループワーク)の中で扱うことで、不安を具体的な「対策」に変換することができます。「何が不安なのか」を言語化し、一つずつ対処法を考えていくプロセスが、リワークの核心部分です。

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「行きたくない日」の判断フローチャート

「行きたくない」と感じた時、以下のフローで判断してみましょう。

Q1

発熱・嘔吐・強いめまいなど、明らかな身体症状がある? → Yes:休む。No:Q2へ

Q2

「行きたくない」理由を具体的に言葉にできる? → Yes:スタッフに相談して対処。No:Q3へ

Q3

「なんとなくだるい」「面倒くさい」程度? → 「とりあえず行ってみる」。行ってみて辛ければ早退OK

休んだ日の過ごし方

リワークを休んだ日は、以下のことを意識して過ごしましょう。

やるべきこと

  • リワーク支援機関に連絡を入れる(無断欠席は避ける)
  • 休んだ理由と体調を記録する
  • 生活リズムは崩さない(起床時間は通常通りに)
  • 翌日の通所に向けて準備する

避けるべきこと

  • 「休んでしまった自分はダメだ」と自分を責める
  • 一日中布団の中で過ごし、生活リズムを崩す
  • 休んだことを隠す(次回通所時にスタッフに伝えましょう)

スタッフへの相談の仕方

「行きたくない」と感じた時、スタッフに相談することは弱さではなく、自己管理の一つです。以下のように伝えてみましょう。

「最近、リワークに行くのが少し辛く感じています。体調が悪いわけではないのですが、モチベーションが下がっている気がします。」

このように伝えるだけで十分です。スタッフは、あなたの状況に合わせて、プログラムの調整や個別面談の設定など、適切なサポートを提供してくれます。

「行きたくない日」を乗り越えた先にあるもの

リワークプログラムを修了した多くの方が、「行きたくない日を乗り越えた経験が、復職後の自信につながった」と振り返っています。

なぜなら、復職後にも「今日は会社に行きたくない」と感じる日は必ず訪れるからです。リワーク中に「行きたくない気持ちとの向き合い方」を練習しておくことは、復職後のセルフマネジメントの予行演習になるのです。

まとめ:「行きたくない」は成長のチャンス

リワークに「行きたくない」と感じることは、決して後退ではありません。その気持ちの背景にある原因を理解し、適切に対処する経験は、復職後の困難を乗り越える力になります。

一人で抱え込まず、スタッフに相談しながら、自分なりのペースで取り組んでいきましょう。

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